AICLI CHEATS ● 入門 06 · Gemini CLI 導入ガイド 最終更新 2026.05.17
06
入門 / GETTING STARTED

Gemini CLI 導入ガイド


Google の Gemini CLI のインストール、3つの認証パターン、GEMINI.md、最初のセッションまで。

公開 2026.05.17 所要 15 分

Google 公式の Gemini CLI(OSS、Apache 2.0)の導入手順。無料枠が太いので「とりあえず試したい」用途で重宝する。

所要時間は 15 分。Node.js があれば認証含めて完了する。


前提

  • Node.js v18 以上
  • macOS / Linux / Windows
  • 以下のいずれか:
    • Google アカウント(無料枠 OAuth)
    • Gemini API キー(aistudio.google.com
    • Vertex AI 契約(業務利用)

1. インストール

npm install -g @google/gemini-cli

macOS なら Homebrew でも:

brew install gemini-cli

試すだけなら npx で:

npx @google/gemini-cli

確認:

gemini --version

2. 認証

3つから選ぶ。学習・個人開発は Google アカウント認証 が一番手軽。

Google アカウント (OAuth) — 推奨

gemini

初回起動でブラウザが開く → Google アカウントでログイン → 認証完了。

無料枠: 60 req/min、1,000 req/day(執筆時点)。個人開発の試用なら十分。

API キー

export GEMINI_API_KEY="取得したキー"
gemini

API キーは Google AI Studio で発行。スクリプトに直書きしないこと。

Vertex AI(業務利用)

export GOOGLE_API_KEY="your-key"
export GOOGLE_GENAI_USE_VERTEXAI=true
gemini

企業ガバナンスの下で使う場合。GCP プロジェクトと紐付く課金。


3. 動作確認

プロジェクトに移動:

cd ~/your-project
gemini

簡単な指示:

このリポジトリの構成を要約して

ファイルを読みに行って応答が返れば成功。


4. GEMINI.md を置く

プロジェクトルートに GEMINI.md を作って、毎回読み込ませたい前提を書く。Claude Code の CLAUDE.md と同じ役割。

# プロジェクト概要

- TypeScript + Next.js (App Router)
- パッケージマネージャ: pnpm
- テスト実行: `pnpm test`

## 触ってはいけないファイル
- `src/legacy/**`

## 規約
- 型定義は `src/types/` 配下
- コンポーネントは PascalCase

階層的に読み込まれるので、サブディレクトリにも別の GEMINI.md を置ける。


5. モデルの使い分け

セッション中に /model で切り替え:

/model gemini-2.5-flash    # 速い・安い
/model gemini-2.5-pro      # 賢い・遅い・高い

学習・試用は Flash で。複雑な refactor だけ Pro に切り替えるのが定石。

起動時にも指定可能:

gemini -m gemini-2.5-pro

6. 設定ファイル

~/.gemini/settings.json
.gemini/settings.json       # プロジェクト用

MCP サーバ設定や個人設定はここ:

{
  "theme": "Dark",
  "mcpServers": {
    "filesystem": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "@modelcontextprotocol/server-filesystem", "/path/to/dir"]
    }
  }
}

🟡 注意 / プロジェクト用 .gemini/settings.json を git に上げるなら、認証情報は絶対に入れない。


7. 最初のセッションでやってみるといいこと

簡単なタスクを1つ任せて挙動観察:

@src/utils/format.ts を見て、JSDoc コメントを追加して
  • @ で特定ファイルを参照に追加
  • 提案された変更を accept/reject
  • /help でコマンド一覧確認
  • /chat でセッションを保存・復元

8. 便利な機能

チェックポイント

長時間セッションが落ちても復元できるモード:

gemini --checkpointing

重い検証作業や大規模 refactor で ON にしておくと安心。

スクリプト用構造化出力

gemini -p "package.jsonの依存をJSONで返して" --output-format json

CI / バッチ処理に組み込む時に使う。

サンドボックス

gemini --sandbox

サンドボックス内でコマンド実行する安全モード。実験的なコードを動かす時に有効。


つまづきやすい点

「無料枠で使ってたのに急に制限がかかった」 → 無料枠は分単位/日単位の両方にクォータ。立て続けに大量送信すると分制限に当たる。少し待つと回復。

「OAuth と API キーが混ざる」 → 環境変数に GEMINI_API_KEY があると OAuth より優先される。OAuth に戻したいなら unset GEMINI_API_KEY

「@で参照したファイルが多すぎて context が溢れる」/compress で履歴を圧縮、または --include-directories で参照範囲を絞る。

「Pro モデルに切り替えたら料金感覚が変わって不安」/quota/stats 系コマンドで使用量確認(バージョンによる)。Vertex AI 経由なら GCP コンソールの予算アラート。


次のステップ