GitHub Copilot CLI 導入ガイド
2025-10に刷新された新 Copilot CLI(旧 gh copilot は廃止)のインストール、認証、最低設定まで。
2025年10月に刷新された GitHub Copilot CLI の導入手順。旧 gh copilot(コマンド提案ツール)から、新 copilot(エージェント型ターミナルアシスタント)に大きく変わっている。
所要時間は 15 分。GitHub Copilot サブスクリプションが必要。
前提
- Node.js v18 以上 もしくはバイナリ配布の取得経路
- macOS / Linux / Windows
- GitHub Copilot サブスクリプション(Individual / Business / Enterprise)
1. 旧版との違いを把握
最初に押さえるべきこと:
旧版 (gh copilot) | 新版 (copilot) | |
|---|---|---|
| 形態 | gh の拡張機能 | スタンドアロン CLI |
| 主な動作 | 単発のコマンド提案・説明 | 対話型エージェント |
| ファイル編集 | × | ○ |
| シェル実行 | × | ○ |
| MCP 対応 | × | ○ |
| 状態 | 2025-10-25 非推奨 | 推奨 |
旧版を gh copilot suggest "..." で使っていた人は、新版の copilot -p "..." に置き換える。
2. インストール
公式ドキュメントの手順に従う(プラットフォームによってバイナリ取得方法が異なる):
主な経路:
- macOS / Linux: 公式インストーラスクリプト or バイナリダウンロード
- Windows: バイナリダウンロード or winget
- 一部の環境では npm パッケージとしても配布
確認:
copilot --version
3. 初回起動と認証
copilot
GitHub アカウントでの OAuth 認証が走る。ブラウザが開いて GitHub に認証許可 → CLI に戻ると認証完了。
Copilot サブスクリプションが紐づいていれば即使える。なければ Settings から契約。
4. 動作確認
プロジェクトに移動:
cd ~/your-project
copilot
簡単な指示:
このリポジトリの構成を要約して
ファイルを読みに行って応答が返れば成功。
5. 承認モードを把握
新版 Copilot CLI のツール実行には承認プロンプトが出る。3択:
- 今回だけ承認 — その1回だけ実行
- このセッション中は常に承認 — 同じツール呼び出しを以後スキップ
- 拒否して別の指示を出す — Copilot にやり直しを指示
迷ったら 1 を選ぶ。流れ作業で 2 を選び続けると、実質 --allow-all-tools 相当の状態になる。
6. 起動オプションで承認を絞り込む
毎回承認するのが面倒なら、起動時に「これだけは事前許可」を指定:
# シェルの npm test だけは毎回承認なし
copilot --allow-tool='shell(npm test)'
# 書き込み操作は事前許可
copilot --allow-tool='write'
# rm 系は完全拒否
copilot --deny-tool='shell(rm)'
🟡 注意 / --allow-all-tools は 隔離環境以外では使わない。
7. プロンプト即実行モード
スクリプトに組み込む時:
copilot -p "README からインストール手順を要約して"
旧版 gh copilot suggest の置き換え用途にも使える。
8. モデル選択
複数モデルプロバイダから選べる:
copilot --model claude-sonnet-4-6
または対話中に /model で切り替え。
9. 最初のセッションでやってみるといいこと
/helpでコマンド一覧- 簡単な変更を1つ任せて承認プロンプトの流れに慣れる
--allow-toolで「毎回承認」される項目を1〜2個事前許可してみる
10. MCP(オプション)
新版 Copilot CLI は MCP 対応。外部ツール・データソースを接続したい場合、公式ドキュメントの MCP セクション参照。
組織レベルの MCP ポリシー(管理者による利用範囲制限)は、執筆時点で CLI からは制御不可。組織で導入するなら Web 管理画面で設定。
つまづきやすい点
「gh copilot がもう動かない」
→ 2025-10-25 に非推奨化。新 copilot コマンドへ移行。
「承認プロンプトが多すぎる」
→ --allow-tool='shell(...)' でよく使うコマンドだけ事前許可。/yolo(全許可)は最終手段。
「組織ポリシーで弾かれる」 → 組織管理者が Copilot の利用範囲を制限している可能性。CLI 側では制御不可なので管理者に確認。
「料金がよく分からない」 → Copilot サブスクリプション内で動くので追加料金なし。ただし Premium モデル利用回数等の制限がプランごとにある。
次のステップ
- GitHub Copilot CLI チートシート — 起動オプション・コマンドの早見表
- AI CLI の権限モード総まとめ —
--allow-all-toolsを本気で使うときの注意 - AI CLI ツール比較 — 他ツールとの違い