AICLI CHEATS ● 入門 04 · Codex CLI 導入ガイド 最終更新 2026.05.17
04
入門 / GETTING STARTED

Codex CLI 導入ガイド


OpenAI の Codex CLI のインストール、認証、最低限の設定、最初のセッションまで。

公開 2026.05.17 所要 15 分

OpenAI 公式の Codex CLI の導入手順。インストールから初回起動、最低限やっておきたい設定までを順に解説する。所要時間は 15 分程度。

承認モードとサンドボックスの設計が独特なので、その初期設定にも触れる。


前提

  • Node.js v18 以上
  • macOS / Linux / Windows
  • 以下のいずれか:
    • ChatGPT Plus / Pro / Business / Edu / Enterprise サブスクリプション
    • OpenAI API キー(platform.openai.com で発行)

1. インストール

npm 経由

npm install -g @openai/codex

Homebrew(macOS)

brew install --cask codex

確認:

codex --version

2. 初回起動と認証

codex

最初に認証方法を聞かれる:

  • ChatGPT サブスクリプション認証: ブラウザが開いて ChatGPT アカウントでログイン。サブスクリプション枠で利用
  • API キー認証: 取得した API キーを入力。使った分だけ従量課金

両方契約しているなら片方に寄せる(料金感覚がブレるため)。


3. 動作確認

プロジェクトに移動して起動:

cd ~/your-project
codex

簡単な指示で動作確認:

このリポジトリの構成を要約して

ファイルを読みに行って、要約が返ってきたら成功。


4. 設定ファイルを作る

~/.codex/config.toml が設定ファイル。なければ作る:

mkdir -p ~/.codex
nano ~/.codex/config.toml

最低限の例:

model = "gpt-5.4-codex"
approval_policy = "auto-edit"
sandbox_mode = "workspace-write"

[profiles.experiment]
model = "gpt-5.4-codex"
approval_policy = "full-auto"
sandbox_mode = "danger-full-access"
  • approval_policy: suggest(提案のみ)/ auto-edit(編集は自動、コマンドは承認)/ full-auto(全自動)
  • sandbox_mode: read-only / workspace-write(作業ディレクトリのみ)/ danger-full-access(全許可)

デフォルトは auto-edit + workspace-write を推奨。慣れるまで full-auto 系は使わない。

詳細は Codex CLI チートシート 参照。


5. プロジェクト用の前提知識ファイル

プロジェクトルートに AGENTS.md (または公式が指定する形式のファイル)を作って、よく聞かれる前提を書いておく:

# プロジェクト概要

- TypeScript + Next.js (App Router)
- パッケージマネージャ: pnpm
- テスト実行: `pnpm test`
- ビルド: `pnpm build`

## 触ってはいけないファイル
- `src/legacy/**`
- `migrations/applied/**`

## 規約
- ファイル名: kebab-case
- export はファイル末尾にまとめる

これがあると、毎セッションで同じ説明を繰り返さずに済む。


6. 最初のセッションでやってみるといいこと

簡単なリファクタを1つ任せて挙動を観察:

src/utils/format.ts の各関数に JSDoc を追加して
  • 提案された変更を accept/reject して、Codex の応答の流れに慣れる
  • /help で使えるコマンドを眺める
  • 設定を approval_policy = "suggest" に一旦倒してみて、より慎重なモードも体験する

7. プロファイル運用

複数の設定を使い分けたい場合、config.toml でプロファイルを定義してコマンドで切り替え:

codex --config-profile experiment   # 隔離環境用、強い権限
codex --config-profile default       # 通常用、慎重な設定

業務リポジトリは default、検証用 VM は experiment、のような切り分けに使える。


つまづきやすい点

codex コマンドが見つからない」 → npm のグローバルインストール先が PATH に通っていない。npm config get prefix で確認。

「サンドボックスが効かない」 → macOS は Seatbelt、Linux は Landlock を使う。OS が古いと一部機能が制限される。代わりに Docker 経由で動かすのも一手。

「承認プロンプトが多すぎる」approval_policy = "auto-edit" にして、ファイル編集は自動 / コマンド実行は承認、にすると流量が下がる。それでも多ければよく使う read 系コマンドだけ allow リストに追加。

「料金が想定より高い」 → サブスクリプションと API キー認証が混在していないか確認。API キー認証は使った分だけ課金なので長時間タスクで膨らみやすい。


次のステップ