AICLI CHEATS ● 入門 01 · AI CLI を作業中に止めて指示を変える 最終更新 2026.05.18
01
入門 / GETTING STARTED

AI CLI を作業中に止めて指示を変える


Claude Code・Codex・Gemini・Copilot などの AI CLI が走っている最中に、Esc で割り込んで方向転換する方法。ツール別の挙動差まで。

公開 2026.05.18 所要 5 分

AI CLI に「やっぱり違う方向で」と途中で言いたくなる場面はよくある。実行ログを見て「これは意図と違う」と気付いた瞬間、Ctrl-C で全部終わらせるのはもったいない。セッションを保ったまま割り込んで指示を上書きする方法を CLI 別にまとめた。


結論: Esc 1 回で割り込む

ほぼ全ての対話型 AI CLI で、生成中・ツール実行中に Esc を 1 回 押せば現在のターンが中断され、入力プロンプトに戻る。履歴は保持されるので、続けて新しい指示を打てば文脈はそのまま方向転換できる。

ツール割り込み強制終了
Claude CodeEscCtrl-C(2 回でセッション終了)
Codex CLIEscCtrl-C
Gemini CLIEsc / Ctrl-CCtrl-C x2
GitHub Copilot CLIEscCtrl-C
AiderCtrl-C(コマンド実行中)/ /undoCtrl-D

Claude Code

Esc 1 回 — 現在のターンを中断

生成中、ツール承認待ち、ツール実行中、いずれの局面でも Esc 1 回で止まる。プロンプトに戻ったら、続けて指示を入力すれば履歴を引き継いで方向転換できる。

> 認証ロジックを書き換えて
(Claude が package.json を編集し始める…)
[Esc]
> あ、package.json じゃなくて src/auth.ts だけ触って

Esc 2 回(連続) — 過去ターンに巻き戻す

Esc を続けて 2 回押すと rewind picker が出て、過去のターンを選んで「そこから」やり直せる。「3 ターン前の判断が間違いだった」と気付いたときに有効。

🟢 安全 / セッション履歴の特定地点までロールバックするだけ。ファイル変更そのものを undo するわけではない(その場合は git で戻す)。

Ctrl-C

エージェントの応答とツール実行を即座にキャンセル。Ctrl-C を 2 連打するとセッション自体を終了。


Codex CLI

Esc

生成中・ツール承認中に Esc で中断。続けて新しい指示を入力できる。

Ctrl-C

より強制的な中断。サンドボックス内のコマンド実行も止める。

注意: full-auto モード中の割り込み

codex --full-auto で走らせている場合、エージェントが連続でツールを呼ぶので、Esc のタイミングがシビア。割り込みたい操作の予感がしたら、--approval-mode auto-edit 以下で動かしておくほうが介入しやすい。


Gemini CLI

Esc または Ctrl-C で中断。連打するとセッション終了。

--yolo で動かしているときは Codex の --full-auto と同じ事情で、割り込み機会が減るので推奨しない。


GitHub Copilot CLI

新版 copilot は対話型エージェント。生成中・ツール承認中に Esc で中断、続けて指示で方向転換。

--allow-all-tools で動かしているときは介入機会が減る。--allow-tool で部分許可に絞っておくと割り込みやすい。


Aider

Aider は他の CLI と少し挙動が違う。

実行中のコマンドを止める

Ctrl-C でその時点の応答 / コマンド実行を中断。

一手戻す

/undo

🟢 安全 / Aider が直前に行った変更を git revert で戻す。auto-commit と組み合わせて使うと、変更履歴を残しつつ気軽に「やっぱり戻して」ができる。

モードを変えて続ける

意図と違う方向に進んでいるなら、

/ask 今の方針おかしくない?

で 1 度モードを ask(質問のみ)に切り替えて方針確認 → /code に戻して再開、というやり方が綺麗。


ツール実行中(bash 等)に止まらないとき

Esc を押してもエージェント側は止まるが、すでに走り出した bash サブプロセスは独自に動き続ける。長時間のテスト実行や npm install が始まってしまった場合は、別ターミナルから pkill するか、ターミナル自体に Ctrl-C を送る必要がある。

rm -rf を許可してしまった!」のような事故では、Esc では止まらない。エージェントを止めるより先に、走っているプロセスを止めるのが優先。


割り込みを前提にした使い方のコツ

  • 危険そうな承認は Esc で逃げる前提 で受ける。「迷ったら no、判断ついたら yes」のリズムをキープ
  • --full-auto / --yolo / --allow-all-tools は割り込み機会を減らすので、本気で必要なときだけ
  • 長いタスクは中断を覚悟して投げる前に 「途中でこういう判断が出るかも」とプロンプトに書いておく と、判断ポイントで止まってくれる
  • 暴走した直後は git status で被害状況を確認 → 必要なら git checkout .git restore . で戻す

次のステップ