AICLI CHEATS ● CHAPTER 05 · Anysphere / Cursor 最終更新 2026.05.18
05
Anysphere
Cursor
VS Code 互換の AI IDE。Cmd-K / Cmd-L / Composer / Agent モード、.cursorrules、Tab 補完の早見表。
LAST CHECK05.182026

凡例 / LEGEND
🟢安全 読み取り専用
🟡注意 書込・課金・送信
🔴 危険 権限スキップ・破壊操作
公開 2026.05.17 更新 2026.05.18 公式 →

VS Code をフォークした AI 統合 IDE。CLI 型ツールと違って「エディタの中で完結する」のが特徴。普段から VS Code を使っているなら学習コストは最小。

「Cmd-K と Cmd-L と Cmd-I の違い」が最初の関門なので、そこは表で並べてある。


凡例

  • 🟢 安全 — 読み取り・参照のみ
  • 🟡 注意 — ファイル編集・コマンド実行・課金発生
  • 🔴 危険 — エージェント全自動・破壊的操作リスクあり

クイックリファレンス

キーボードショートカット

キーモード用途
Cmd-K / Ctrl-KInline Edit選択範囲を直接書き換え
Cmd-L / Ctrl-LChat (Ask)サイドパネルでチャット
Cmd-I / Ctrl-IComposer / Agent複数ファイルにまたがる変更
Tab補完全部受け入れ
Cmd-→ / Ctrl-→補完1 語だけ受け入れ
Esc補完拒否

CLI 起動

コマンド用途
cursor .カレントディレクトリで開く
cursor <path>指定ディレクトリ/ファイルで開く

@ 参照(Chat / Composer 内)

トークン用途
@filename特定ファイル
@Folderフォルダ全体
@Codebaseリポジトリ全体を検索
@DocsCursor が知っているドキュメント
@WebWeb 検索

インストール

公式サイト からダウンロード → インストーラを実行。初回起動時に VS Code の設定・拡張機能・キーバインドをインポートできる。

CLI からも起動できる:

cursor .              # カレントディレクトリで開く
cursor path/to/dir    # 指定ディレクトリで開く
cursor file.ts        # 単一ファイルで開く

cursor コマンドは初回起動時にパスへ追加される(macOS は手動で「Shell Command: Install ‘cursor’ command in PATH」を実行する必要あり)。


3つの主要モード(最重要)

Cursor で混乱しがちな「Cmd-K / Cmd-L / Cmd-I」の違い。

ショートカットモード何をする
Cmd-K (Mac) / Ctrl-K (Win)Inline Edit選択範囲を直接書き換え。プロンプトを書いてその場で適用
Cmd-L / Ctrl-LChat (Ask)右パネルでチャット。コードを生成・質問・解説
Cmd-I / Ctrl-IComposer / Agent複数ファイルにまたがる変更。エージェント的に動く

Cmd-K(Inline Edit)

(コード選択) → Cmd-K → 「TypeScript の型を厳密化して」 → 自動で差分提示

🟡 注意 / 変更は即座に提案されるが、accept/reject はユーザー。意図しない範囲を書き換えていないか確認。

Cmd-L(Chat)

サイドパネルが開く。@ でファイル・フォルダ・シンボルを参照に追加できる:

  • @filename — 特定ファイル
  • @Folder — フォルダ全体
  • @Codebase — リポジトリ全体を検索
  • @Docs — Cursor が知っているドキュメント
  • @Web — Web 検索

Cmd-I(Composer)

複数ファイルにまたがる作業向け。「機能を追加して」「リファクタリングして」のような粒度の大きいタスク。

Agent モードに切り替えると、ファイル編集・コマンド実行を自律的に行う:

🔴 危険 / Agent モードで --full-auto 相当に振ったまま放置するとリスク。実行前にどのコマンドを許可するか設定で絞る。


Tab 補完

入力中に Cursor が次に書く内容を予測してグレー表示。

  • Tab — 補完を全部受け入れ
  • Esc — 拒否
  • Cmd-→(カーソル右)— 1語だけ受け入れ

🟢 安全 / 補完は editor 上の表示のみ。受け入れない限りファイルは変わらない。


.cursorrules / .cursor/rules

プロジェクトルートに置く前提知識ファイル。Claude Code の CLAUDE.md に相当。

.cursorrules                       # 旧形式(単一ファイル)
.cursor/rules/                     # 新形式(複数ファイル)
.cursor/rules/typescript.mdc       # 例: TypeScript 用ルール
.cursor/rules/security.mdc         # 例: セキュリティ規約

.mdc 形式の例:

---
description: TypeScript のコード規約
globs: ["**/*.ts", "**/*.tsx"]
alwaysApply: false
---

- export はファイル末尾にまとめる
- 型推論が効くなら明示的型注釈は省略

globs で適用対象を絞れるので、「テストだけ」「特定ディレクトリだけ」のような細かい運用ができる。


モデル選択

設定または各モード上部のプルダウンで切り替え。

主要モデル(執筆時点):

  • Claude Opus / Sonnet 系
  • GPT-5 系
  • Gemini 2.5
  • Cursor 独自の Fast / Small モデル

「重要な refactor は Opus、量産は Fast」のように使い分けると効率的。チャット中に /model で切り替え可能。


設定ファイルの場所

場所内容
Settings UI(Cmd-,GUI で設定
~/.cursor/...ユーザー設定
.cursor/ (project)プロジェクト設定
.cursorrules / .cursor/rules/プロジェクト前提知識
.cursorignoreエージェントから見せたくないファイル

.cursorignore.gitignore と似た形式で、AI に読ませたくないファイル(秘密情報、生成物、大きすぎる依存)を除外できる。


プライバシーモード

Settings → Privacy で「Privacy Mode」を ON にすると、コードが Cursor のサーバに保存されない。

  • ON: 推論時のみ送信、ログ保持なし。業務利用ならほぼ必須
  • OFF: モデル改善目的でコードが学習素材化される可能性

🟡 注意 / 既存組織で利用するなら、Privacy Mode の設定統一を最初に決める。


セキュリティで意識すること

  • Agent モードを使うときは「許可するシェルコマンド」「拒否するシェルコマンド」を Settings で先に決める
  • .cursorignore.env secrets/ id_rsa 等を必ず追加
  • Privacy Mode を ON にしないとリポジトリの全コードが Cursor のサーバに送られる可能性
  • 拡張機能は VS Code Marketplace 経由ではなく Cursor 公式のもの優先(一部の VS Code 拡張は動作未保証)

つまづきがちな点

「Cmd-K と Cmd-L と Cmd-I の使い分けが分からない」 → 上の表を覚える。短く言えば「点の編集 = K」「会話 = L」「面の編集 = I」。

「Tab補完がうるさい」 → Settings → Cursor Tab → 有効範囲を絞る、または Ctrl-Shift-P で Toggle して一時無効化。

「Composer の Agent モードが暴走する」 → Settings の Agent → Approval Settings で「コマンド実行は手動承認」に倒す。完全自動運転は隔離環境のみ。

「料金が想定より高い」 → Pro プランは月固定だが、API キー直接利用のときは従量。Composer/Agent は1ターンで複数モデル呼び出すので、設定で「Slow Pool 優先」にすると料金を抑えられる。


このページは執筆時点の挙動。Cursor は更新が頻繁なので、致命的なオプションは 公式ドキュメント で確認してから使う。